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【小説】if ~もう少しだけアイツと一緒にいられたら~ 第4話

あいつと明日、図書館で勉強する約束をした私は、飛び上がりたいくらい嬉しかった。帰宅した私は、両親に、「明日は出かけるけぇー。」と言うと、「もうすぐ、中間テストでしょ?勉強しなさいよ。」と相変わらず、口うるさい。「じゃけぇー、明日は図書館で勉強するんよぉ。」
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【小説】if ~もう少しだけアイツと一緒にいられたら~ 第3話

中学校生活にも慣れた5月。授業にも部活動にも慣れ、新しい友達や部活の先輩とも良い人間関係を築いている。陸上部に入り、走り込みや筋トレなどの基礎体力作りにも慣れてきた。中学生に対してのハードルの高さも、いざなってみればこんなものかと、小学生の延長のように過ごしていた。
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【小説】if ~もう少しだけアイツと一緒にいられたら~ 第2話

今日から中学校生活が始まる。いつもより早く目が覚めた朝。転校することが無くなり、あいつやみんなと同じ中学に行ける。着慣れない学生服に袖を通し、身支度を済ませて家を出た。身長が伸びることを想定したブカブカの学生服。履き慣れない学生シューズに、持ち慣れない学生かばん。全てが新鮮な1日。
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【小説】if ~もう少しだけアイツと一緒にいられたら~ 第1話

人生で一番楽しかったのは、いつのことだろう。それは、好きな子がいて、親友がいて、楽しくて仕方のなかった小学生時代だ。あのまま同じ中学校に進学していれば、どんな学生生活を送ったのかと今でも思ってしまう。小学校卒業と同時に愛知県に引っ越してしまった私には、それは叶わなかった。