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古代中国の歴史小説なら【宮城谷昌光】おすすめ本をご紹介!

三国志 三国志関係

古代中国の歴史小説なら、やっぱり『宮城谷昌光』先生の作品

三国志を始めとする古代中国の歴史に関する書籍はたくさんあります。
ご紹介したい良書や先生が数多くいる中で、特におすすめしたいのは『宮城谷昌光』先生です。
先生は、
特に歴史小説や時代を書かれる著名な小説家のひとりです。
そんな『宮城谷昌光』先生の経歴と作品の特徴をご紹介します。

 

経歴

宮城谷昌光先生は、1945年2月4日に愛知県蒲郡市生まれ。
早稲田大学第一文学部英文学科を卒業後、出版会社勤務
先生は立原正秋に教えを受けることで、日本語と漢字に向き合う日々を送りました。
白川静の著書に出会って光明を見出し、対談した際に「あなたは勉強家だ」と評価されました。

 

代表作品

  • 『天空の舟』(1990年)
      殷王朝創始の立役者伊尹
  • 『夏姫春秋』(1991年)
      春秋時代の小国鄭に生まれた絶世の美女夏姫と男達
  • 『楽毅』(1997年 – 1999年)
      中山国の宰相楽毅
  • 『子産』(2000年)
      春秋時代最高の宰相であった子産の生涯
  • 『三国志』(2004年 – 2013年)
      後漢末期から三国時代にかけての英雄たち
  • 『孔丘』(2020年)
      儒家の開祖、孔子とその弟子たち

 

作品の特徴

古代中国への深い関心

古代中国の偉人や歴史に関する作品が多い。
『史記』や漢籍を修めただけでなく、金文や甲骨文字まで独学で学ぶ。
『史記』全文を筆写したこともあるとのこと。

 

詳細な歴史考証と人間ドラマの重視

歴史的事実に基づいた詳細な考証から、物語が構築されています。
当時の社会や文化について深く理解することができます。
歴史的背景だけでなく、登場人物たちの内面や人間関係にも焦点を当てられており、
単なる歴史小説ではなく、人間ドラマとしても楽しむことができます。

宮城谷昌光先生は、深い歴史知識と美しい文章表現で、読者の多い作家です。
先生の作品は娯楽として楽しめるだけでなく、歴史を学ぶ資料としての価値もあります。

 

宮城谷作品のおすすめ本

三国志以前の名臣列伝シリーズ

春秋戦国時代と楚漢戦争(項羽と劉邦)時代の名臣を取り上げた列伝です。
司馬遷の歴史書「史記」や班固の歴史書「漢書」の内容を、人間に焦点を当てながら描かれた物語として楽しめます。

春秋名臣列伝

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戦国名臣列伝

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楚漢名臣列伝

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劉邦

漢の初代皇帝である高祖劉邦の生涯を描いた歴史小説です。
一介の地方官吏から始まり、秦の滅亡を経て漢王朝を打ち立てるまでを詳細に描写しています。
特に武威が際立っていたわけではない劉邦が、家臣や民衆の信望を集め、項羽を倒して天下を取るまでの物語が展開されます。

史記や漢書を読んでからでも楽しめますし、小説を読んだ後だと歴史書が読みやすくなります。

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番外編 司馬遼太郎 「項羽と劉邦」

古い作品ですが、司馬遼太郎先生の「項羽と劉邦」も非常におもしろい作品です。

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草原の風(後漢・光武帝劉秀)

後漢王朝を建てた光武帝劉秀の若き日々を描いています。
物語は三国時代からさかのぼること二百年、劉邦の子孫である劉秀が勇武の将軍として成長し、漢王朝を復興するまでを描かれています。

范曄の歴史書「後漢書」に基づいて、おもしろく描かれています。

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三国志

宮城谷昌光先生の『三国志』は、歴史書「正史三国志」に基づいて描かれた歴史小説で、知られざる逸話や名将にも焦点を当てられていて、歴史を楽しんで学べます。

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三国志名臣列伝 後漢編 / 三国志外伝

三国時代以前の後漢王朝での名臣を取り上げています。
小説本編では余り詳しく描かれていなかった名臣たちを主人公として描かれています。

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三国志名臣列伝 蜀篇 / 魏篇

三国時代の蜀と魏で活躍した名臣の逸話を描かれています。
主人公級から脇役まで取り上げてくれるので、小説本編には無いおもしろさがあります。

三国志名臣列伝 蜀篇

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三国志名臣列伝 魏篇

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諸葛亮

三国志の名軍師である諸葛亮(孔明)の生涯が描かれています。
歴史書『正史三国志』を基にして諸葛亮の実像に迫りながら、超人的な孔明ではなく、人間としての孔明を楽しみながら読み進められます。

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中国古代史の小説なら宮城谷昌光先生が一番!

歴史に忠実でありながら、人間を中心にした歴史を描かれる宮城谷先生の小説作品は、とても読みやすいので、どんどん読み進めてしまいます。
勉学としての歴史ではなく、人間ドラマとして歴史を楽しく学べるので、おすすめです。

三国志だけでなく、それ以前の古代中国の歴史小説作品もたくさんあります。
興味のある時代の作品を選んでみると良いと思います。

 

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