【歴史小説シリーズ】
三国志 第一話① 眼醒め前の英雄
「おい!玄徳よ!お前は漢(おとこ)として生まれておきながら、なんて有様なのだ!」
「私はただのむしろ売りの身。あなたは...。」
「なんということだ!これだけ国が乱れておるというのに。お前には志はないのか!」
「私にだって志ならある!しかし...。」
「もうよい!時期に夜が明ける。早よう目を醒ませ!」

朝焼けの光の中に身を包まれながら、玄徳は目を覚ました。
幼くして父親を亡くし、年老いた母親とむしろ売りで生計を立て、貧しい暮らしをしていた。
叔父の援助で従弟と修学に出たこともあるが、母親に孝行を尽くす玄徳は未だ世に出ていない。
「不思議な夢を見た。あれはいったい何だったのか...」
そう思いながら、母親と編んだむしろや草履を背負い、村を出て行った。
ここから、ひとりの英雄が旅立つことになる。

第一話②

小説で楽しむ三国志

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