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【if】~もう少しだけアイツと一緒にいられたら~ 第17話

校門で会ったアイツと下駄箱に向かい、上履きに履き替えて、教室に向かった。「調子どうなん?」「おぉ、ええよ。」「緒川、コケんなよw」「オマエもなw」階段を登りながら、茶化し合っていた。教室に向かう廊下で声を掛けられた。「おはよう!」ポニーテールの女子だった。
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【if】~もう少しだけアイツと一緒にいられたら~ 第16話

新しいランニングシューズを手に、部室に入った。「おはようさんですっ!」「オッス!シューズ買うたんか?」昨日買ったばかりのシューズを見せながら、「はい、これッス!」「アシックスにしたんか。えぇなぁ。」カバンを棚に置き、体操服に着替えた。そして、真新しいシューズを履き、部室を出た。
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【if】~もう少しだけアイツと一緒にいられたら~ 第15話

国道2号線沿いに自転車を走らせるアイツと俺。いつもと同じように他愛もない話をしながら、三原駅前を目指した。駅前の天満屋に着き、自転車置き場に自転車を置いた後、店内に入った。まず向かうのは、スポーツ用品売り場だ。目的のシューズコーナーに向かい、お互い自分のものを選んだ。
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【if】~もう少しだけアイツと一緒にいられたら~ 第14話

どの運動部でも、3年生は最後の大会に向けて、最後の追い込みをかけている時期。1年生のアイツと俺は、大会には出られないものの、体育大会に向けて走り込んでいる。体育の授業でも、100m走とクラス対抗の男女混合リレーの練習で一緒だった。どれくらい走っただろうか?
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【if】~もう少しだけアイツと一緒にいられたら~ 第13話

小学生の頃からアイツが好きな俺。その気持ちに気付いていないであろうアイツ。中学校生活が始まって2ヶ月が経ち、一緒にいることが増えた。距離が縮まったようで、まだまだ遠い。中間テストを終え、テスト結果が出た。全生徒120名のうち、上位50名の名前が貼り出される。
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【if】~もう少しだけアイツと一緒にいられたら~ 第12話

中学校に進学し、アイツとの距離を縮めたつもりの俺。教育実習で来た大学生のお姉さんは、俺のような思春期の中学生には刺激が強い。中学生になったばかりの女子とは、色気が違う。そして、肉体的にも。女子からの冷ややかな目とは裏腹に、男子は皆、大人の女性の魅力に釘付けとなっている。
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【if】~もう少しだけアイツと一緒にいられたら~ 第11話

月曜日の朝。中間テストが終わり、今日から部活が再開する。朝練に行くため、7時前に家を出た。いつものように、アイツのアパートの前を通り、学校に向かう。アイツとはタイミングが合わず、会うことはできなかったが、部活で会えるし、同じクラスだ。
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【if】~もう少しだけアイツと一緒にいられたら~ 第10話

アイツから家に誘われた私。小学生の時も、放課後に一緒に遊んだことはあっても、家に行ったことはない。私の気持ちを分かっていないでだろうあいつと、一緒にいることが多くなった中学校生活。急いで帰宅し、昼飯を食べて、遊びに行く準備をする。中間テストも終わり、友達と遊ぶことを許してくれた母。
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【if】~もう少しだけアイツと一緒にいられたら~ 第9話

帰宅し、夕食を済ませた後、自分の部屋で勉強を始めた。ゲームをやりたい気持ちを抑えつつ、あいつより上の順位を獲ろうと、意気込んだ。普段はほとんど勉強しない私。あいつとの図書館での勉強を思い出し、あいつを意識しながら、ひとり勉強を進める。
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【if】~もう少しだけアイツと一緒にいられたら~ 第8話

学校の図書館に初めて入った。決して大きくはないのだが、古い本がたくさん並んでいる。部活動のないテスト週間中の図書館で勉強している生徒は、ほとんどいない。奥に入っていくと、ひとりの教師が本を整理していた。