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【中年独身男の想い】第20話 今でも夢に出てくるアイツ!

アイツ 中年独身男の話

第20話 今でも夢に出てくるアイツ!

自分の意識から消えたと思う頃に、夢に出てくるアイツ。

アイツからショートメールを受信から半年以上が経ち、アイツへの想いよりも自分自身のことを優先して生活を送った。
うつ病が原因で会社を休職することになり、復帰の目途は立っていない。

会社組織や職場の同僚に嫌気が差し、もう2度と会社には戻りたくない。
退職届を出す心の準備も出来ていない。
 
まずは、病気を治すことが先決だ。
幸いにも、傷病手当金を最大18か月間、受給することができる。
それでも不安は襲ってくる。

うつ症状にある中、転職先を探すことで、迷走してしまった。
その反省から、新しいことを始めようと、今更ながらブログに出会った。

何でも良かった。
自分の内側にあるものを表現したいと思った。
そして、今の想いから過去に振り返り、未来を切り拓こうとした。

私には、過去に執着する傾向がある。
その原因は、アイツへの想いだ。

 

チャンスはあった。
でも何もできなかった。
そんな後悔が、過去に執着させているのだと思う。

三原を離れたくなかった。
愛知での生活は楽しくなかった。
当たり前のように進学し、就職した。

アイツのことを想い出しては忘れ、忘れたことに想い出す。
離れ離れになってから、32年の月日が流れ、やっと行動に出た。
探偵事務所に人探しの依頼をした。

 

幸せになっていて欲しいと想う反面、独身であって欲しいとも思った。
結果的に、アイツは既婚女性となっていて、下関に住んでいる。

アイツが元気にしているだけで安心した。
ショートメールが届いたときは、驚きと嬉しさでいっぱいだった。
でも、アイツからショートメールは1度きりで、それ以来、届かなかった。

いつか返事をくれるのではないかと、期待をしていた時期もあった。
独り身の私と違い、アイツには家庭がある。
アイツに何度かメッセージを送ったが、アイツからの返信はない。
これ以上、邪魔してはならないと思い、メッセージを送ることを控えた。

 

終身雇用が当たり前だった時代は終わろうとしている。
副業することが当たり前の時代となり、会社も副業を申請すれば、了承する時代。
クラウドソーシング、ブログやSNSで収益を得る時代。

20年のサラリーマン生活では、目の前の仕事を処理することに追われて疲れていた。
年齢を重ねるに連れて、流行りに疎くなっていった。

40代となってからというもの、何かに夢中になって楽しんだ記憶がない。
そんな中で、アイツの存在が支えのひとつになった。

 

アフィリエイトを学び、レンタルサーバーと契約し、ワードプレスでブログを始めた。
少額の収益を得るものの、生活できるほどではない。
グーグルアドセンスの審査も通らない。

素人の私が、アイツへの想いをエッセイに書いたり、小説を描いたりしている。
趣味の歴史やクルマ、カープ、新たに興味を持ったAI技術などのブログ記事を書き、徐々にではあるが、アクセスが増えてきた。

病気と向き合いながら、自分のペースでブログ運営を始めて、新たに学ぶことができた。
新しいもの、トレンドに敏感になることができた。
企業やサイト運営者からの相互リンク依頼もあり、ブログのドメインパワーも上がってきた。

自分に集中する毎日。
そんな中で、アイツが夢に出てきた。

 

夢の中での私とアイツは、現実では叶わなかった学生生活を送っている。
奥手の私は、アイツを少し離れた場所から見ていることが多く、なかなか接近できない。

小学生の頃、私もアイツも走るのが速かった。
中学校では、私は陸上部に入りたいと思っていたのだが、陸上部が無かった。
アイツの友人から聞いた話では、アイツは陸上部だったそうだ。

もし、アイツと中学校生活を送れたとしたら、どうなっていただろうか?
同じ陸上部で、アイツとの距離は縮まったのだろうか?
良い想いも、辛い想いもしただろうと思う。
何れにしても、一緒に過ごすことができたなら、良い思い出になっただろう。

少なくとも、アイツのことで未練や後悔を抱えて生きていくことはなかったと思う。
一緒に中学校生活を過ごしたかった。
でもそれは叶わなかった。
それが運命だったのだと思うことしかできなかった。

 

先週、夢にアイツが出てきた。
アイツと仲良くしている夢ではなくても、アイツに逢えたことが嬉しい。

アイツの夢を見た日は、調子よく過ごすことができる。
私は、今でもアイツに支えられている。
また夢で逢える日を楽しみにしながら、ブログ記事を書いている。

 

依頼して良かった。
30年以上前に、離れ離れとなったアイツを探し出してくれた
「さくら幸子探偵事務所」

32年前の初恋の人を【さくら幸子探偵事務所】に人探し依頼した体験!
40歳半ばになって、「あの人は今どうしているだろうか?」と気になるようになりました。その相手とは、小学生だった頃に出逢った初恋の人です。小学校を卒業すると同時に、私は引越しすることになり、それから32年の月日が流れました。

 閲覧ありがとうございました。

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