中年独身男の話

【中年独身男の想い】第02話 アイツからの連絡から一夜明けて!

探偵事務所に依頼して、やっとアイツに辿り着いた。アイツの姿を最後に見てから、24年もの月日が流れていた。SMSで連絡が来てからというもの、いろいろな想いが巡って、よく眠れなかった。届いたメールはどこか他人行儀な印象で、事務的な文面だった。
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【中年独身男の想い】第01話 いつまでも忘れられない想い人!

誰にでも、忘れられない人がいるのではないだろうか。私にも、忘れることのできない「想い人」がいる。私は、小学生時代を広島の三原市で過ごした。私にとっては一番楽しかった時期だった。小学5年生の時、転校してきたアイツに出逢った。想い人。好きで、ちょっかいを出す男子だった私なのだが、
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【中年独身男の想い】第00話 アイツとの運命の出逢い!

あれは春休みを終えた小学5年生の新学期。2年間一緒だったクラスメイトと別れ、新たにクラス替えが行われる。私はワクワクしながら、いつもより早い時間に家を出た。学校に着いた私は、「5年1組か~」と新鮮な気持ちで教室に向かった。教室に入ると、見知らぬ長い髪の女の子が席に座っていた。
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【中年独身男の想い】中年になっても必要なものがある!

10年ほど前、元上司のお嬢さんとお見合いすることになり、結果的に上手くいかなかったことで気まずい関係になった経験がある。それ以来、結婚は考えなくなった。両親も私に結婚を期待していない。友人は皆結婚していて、遊びに行くことも減って疎遠になっていく。
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【中年独身男の想い】アイツと別女性 薬指の結婚指輪!

思い起こせば、5年ほど前のこと。いつも行く店は、自宅から車で5分の場所にある。よく通うようになったある日、ひとりの女性店員が気になった。私より10歳ほど年下で綺麗で可愛い。好みのショートボブ。細身とまでは言わないが、体の線の割にはふくよかな胸。