若者(Z世代)の価値観とは?寄り添って共感した中年男!
1979年生まれの私はX世代で、俗にいうロスジェネの世代です。
Z世代が続々と社会人となり、接する機会が増えることで、ジェネレーションギャップを感じることが多くなりました。
「最近の若い者は...。」と言ってしまう前に、Z世代に寄り添ってみると、共感できる部分が多々あり、Z世代から学ぶことが多いことに気付かされました。
X世代 | ジェネレーションX | 1965~1979年生まれ |
Y世代 | ミレニアル世代 | 1980~1995年生まれ |
Z世代 | ポストミレニアル世代 | 1996~2012年生まれ |
この記事では、中年男の私がZ世代から学んだ価値観を紹介します。
- タイパ(タイムパフォーマンス)とコスパ(コストパフォーマンス)を重視する
- 固定観念にとらわれない個性を発揮する場を求める
- 最低限の仕事しかしない
- 業務時間外の仕事はNG
- 定時退社
- キャリア形成とライフスタイルを重視する
- 昇進を望まない
- 退職代行サービスで退職
悪い点もありますが、見習うべき良い点が多くあります。
世代間(X世代 / Y世代 / Z世代)の違いを調べてみた!
X世代、Y世代(ミレニアル世代)、Z世代は、育ってきた社会環境や技術環境が大きく異なるため、価値観や行動、思考に違いが見られます。
各世代の定義と特徴
X世代 (1960年代中盤〜1970年代後半生まれ):アナログからデジタルへの移行期を経験。カセットテープ、固定電話、初期のコンピュータなどが身近な存在でした。 |
Y世代(ミレニアル世代)(1980年代〜1990年代中盤生まれ):インターネットや携帯電話の普及とともに成長。デジタル技術に比較的精通しています。 |
Z世代 (1990年代後半〜2010年生まれ):生まれた時からインターネットやスマートフォンが存在する「デジタルネイティブ」。 |
各世代の特徴と相違点
比較軸 | X世代 | Y世代 | Z世代 |
---|---|---|---|
技術とは | 補助的なツール | 日常に便利なもの | 必需品 / ライフライン |
仕事観 | 終身雇用、安定志向、企業への忠誠心、努力・忍耐、根性論 | ワークライフバランス重視、個性や自由、自己表現 | 自己実現、多様性、柔軟な働き方、持続可能性、社会重視 |
価値観 | 努力・忍耐、自己責任 | 個性・自由、自己表現 | 多様性・持続可能性、社会重視 |
コミュニケーション | 直接的な対話や電話を好む、SNSにやや抵抗 | SNSやメールを活用しつつも直接の交流も好む | 動画や短文でのコミュニケーション(SNS) |
思考 | 計画性を重視、集団の中での調和を大切にする | 新しいものを積極的に取り入れる柔軟性、消費志向が高い | 短期的な目標を重視、即効性のある結果を好む、個人で動く |
消費行動 | 必要なものを選択 | ブランドや体験を重視 | サステナブルな選択を志向 |
各世代の思考の深掘り
X世代:計画性を重視し、物事をコツコツと進める。集団の中での調和を大切にし、個人よりもチームを優先する傾向があります。バブル期とその崩壊を経験し、終身雇用の終焉を目の当たりにしている世代です。 |
Y世代:新しいものを積極的に取り入れる柔軟性があり、消費志向が高く、ブランドや体験を重視します。経済的な不確実性の中で育ったため、キャリアの選択肢を柔軟に考える傾向があります。 |
Z世代:短期的な目標を重視し、即効性のある結果を好む傾向があります。個人で動く傾向が強く、自分の価値観に従います。多様性や社会に対する意識が高く、環境問題にも敏感です。 |
テクノロジーとの関係
X世代:デジタル革命を成人してから経験。技術はあくまで補助的なツールと捉えています。 |
Y世代:インターネットと共に成長。技術は日常に溶け込んだ便利なものと捉えています。 |
Z世代:デジタル環境が当たり前。技術は必需品であり、ライフラインと捉えています。 |
コミュニケーション方法
X世代:直接対話や電話など、比較的古典的な手段を好みます。 |
Y世代:オンラインとオフラインを併用するバランス型です。 |
Z世代:デジタルファースト。SNSなどを通じたリアルタイムコミュニケーションを重視します。 |
まとめ
X世代、Y世代、Z世代は、それぞれの時代背景や社会環境の変化によって異なる特徴や思考に傾向があります。
これらの違いを理解することによって、世代間のコミュニケーションを円滑にし、職場や社会全体で良い関係を築くことが大切です。
どの世代が良い悪いではなく、相互理解が大事ですね。
X世代の私も、Z世代の価値観や考え方を学びながら、良い点を取り入れました。
X世代の私がZ世代と接して感じたこと
業務時間外の仕事はNG
X世代の働き方で見直した方が良い点として、
- 早く出社して仕事をする
- 休憩時間に仕事をしたり、仕事の話をする
などがあります。
勤務時間の過少申告を上司が強要したり、自己判断で行うと責任が問われます。
また、休憩時間や業務時間外は仕事から離れて、メリハリをつけるのは良いことだと感じます。
効率良く仕事をこなして定時退社
X世代の働き方で見直した方が良い点として、
- 非効率な業務を続けている
- 苦労した仕事が良い仕事だと考えている
- 残業するのが当たり前
などがあります。
仕事量が多いのは事実ですが、昔からの非効率な業務を続けていることを自覚するべきですね。
その点で、Z世代のタイパやコスパを重視する考え方や手法は学ぶ価値があると思います。
大企業であっても、私の所属していた部署では大量の紙面でやり取りしていました。
- 書類がどこにあるのか分からない
- 業務の進捗が不透明
- 書類が紛失
など、X世代の私ですら、うんざりする職場でした。
私より年配の50代の社員は、
- 新しいものを避ける
- 今のやり方を見直さない
- 古い固定観念にとらわれている
と感じます。
また、残業するの「正」、定時退社が「悪」という雰囲気があります。
定時退社日が設けられて、残業低減が求められる中で、おかしな話です。
Z世代の若者なら、尚更うんざりするでしょうね。
関わりたくないと思う気持ちが理解できます。
キャリア形成とライフスタイルを重視する
20年間のエンジニア経験で、たくさんのスキルを身に付けたつもりですが、果たして他社でも通用するようなキャリア形成ができているかというと微妙です。
また、年齢を重ねることで、新しいものを吸収して仕事に採用することが減ってきたことを実感していました。
副業が当たり前の現代。
収入を増やすためだけでなく、スキルを身に付けるという姿勢が大切ですね。
資格を取得しても、手当が出るわけでもなく、ただ仕事が増えるだけの会社も少なくありません。
私が勤めていた会社も同様で、モチベーションが上がるはずはありません。
スキルや資格を取得して転職活動を有利にしたり、転職先で役立てようと考えるのも当然です。
週5日勤務で同じような毎日を過ごし、日々の業務で蓄積していく疲労。
私は病気を患い、会社を休職して傷病手当金を受け取り、最終的に退職しました。
治療に専念している時間、ライフスタイルを見つめ直し、新しいことを学ぶ機会に恵まれました。
私が社会人になった頃とは時代は大きく変わったことを実感しました。
当たり前だった終身雇用は終わり、転職は常識になりました。
フリーランスは年々増加しています。
古い固定観念にとらわれた職場の人間関係、古い体質の会社組織と距離を置いて、私はフリーランスになることを決めました。
おわりに
Z世代はデジタルネイティブで、新しい価値観や働き方、コミュニケーションスタイルを確立しているため、X世代は学ぶべきことが多いと思います。
Z世代から学ぶべきことは、単に新しい技術を習得することだけでなく、Z世代が持つ価値観や働き方、考え方などを理解し、自分自身の行動に活かすことが重要だと思います。
デジタルリテラシーの向上
- Z世代は、スマートフォンやSNSを幼少期から使いこなしており、デジタルツールへの適応能力が非常に高いです。
- X世代は、デジタルツールを効果的に活用することで、業務効率化や情報収集をスムーズに行うことができます。
柔軟な働き方
- Z世代は、場所や時間に縛られない働き方を求めます。
- X世代は、柔軟な働き方をすることで、モチベーション向上につながります。
目的意識の重要性
- Z世代は、仕事に個人的な意味や価値を見出し、社会貢献に繋がるような仕事を求めます。
- X世代は、仕事の意味や価値を見つめ直し、高いモチベーションで仕事に取り組めます。
変化への適応力
- Z世代は、変化の速い社会に生まれ、変化を恐れずに新しいことに挑戦できます。
- X世代は、変化を恐れずに新しいことに挑戦することで、自己成長を促すことができます。
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閲覧ありがとうございました。
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