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小説で楽しめる三国志7選!おすすめ作品と作者をご紹介!

三国志 三国志関係

小説で楽しめる三国志7選!

私がこれまで読んで面白かった三国志の小説7選を紹介します。

他にもたくさんの方が描かれていますが、その一部を紹介しました。
それぞれの先生に個性があり、読み比べてもとても面白いです。

有名な先生の作品ですので、書店や図書館で探すことが出来ます。
冒頭だけでも読んでみて、面白いと感じた作品を選んでみて下さい。
夢中で読んでしまうと思います。

 

作品と作者の紹介!

三国志 吉川英治

 まずは王道、「吉川英治」先生の「三国志」。
 日本人向け三国志演義で古い作品ですが、色褪せることのない面白さと読みやすさがあります。

 

読みやすい文体

原作である中国の『三国志演義』と比べて、より簡潔でわかりやすい文体で、広い読者層に親しまれ、初めて読む方にも読みやすくなっています。

 

人物描写の深さ

登場人物の心理描写に重点が置かれ、劉備、関羽、張飛、曹操、孫権といった主要な登場人物の人間味あふれる描写が特徴で、感情移入しやすいです。

 

史実とフィクションのバランス

歴史的事実とフィクションのバランスが絶妙で、史実に基づいた出来事を忠実に描く一方で、小説としてのエンターテインメント性を高めるための創作部分も多く含まれています。

 

日本文化との親和

日本文化や日本人の価値観が反映されていて、武士道や忠義といったテーマが強調される部分があり、日本の読者にとって共感しやすい内容になっています。

 

物語の展開

現代の娯楽小説の要素が取り入れられ、展開がスピーディーに、物語が進んでいくため、どんどん読み進めていけます。

 

まとめ

吉川英治の『三国志』は、日本に三国志の物語を普及させる重要な役割を果たしました。
その影響は今日まで続いており、多くの人に愛され続けています。

 

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三国志 宮城谷昌光

次は、私が一番好きな「宮城谷昌光」先生の「三国志」。
「正史三国志」を小説にした作品で、楽しく歴史を学ぶことが出来ます。
宮城谷先生は、三国志以前の歴史についても数多くの作品があります。

 

緻密な歴史描写

詳細な歴史研究に基づいて、原典である『三国志』や『三国志演義』だけでなく、多くの歴史資料から、史実に忠実な描写を重視されています。
歴史的背景や事件が非常に細かく描かれていて、歴史をリアルに感じることができます。

 

深い人物描写

登場人物の心理や価値観が丁寧に描かれ、それぞれの人物像が立体的に感じられます。
劉備、曹操、孫権といった主要人物だけでなく、脇役に至るまで詳細に描写されています。

 

文学的な表現

文体が非常に文学的で、美しい表現が特徴です。
風景描写や感情描写において詩的な要素が感じられ、文章全体に深い味わいがあります。

 

哲学的な視点

哲学的な視点や思想が織り込まれていて、登場人物が直面する倫理的な問題や、戦乱の中での人間の在り方について深く描写されています。
物語の展開を楽しむだけでなく、人生や人間の本質について考えさせられます。

 

静かな叙情

派手な戦闘シーンや劇的な展開よりも、静かな叙情が特徴です。
細やかな人間ドラマが丁寧に描かれていて、物語全体が落ち着いた雰囲気です。

 

複雑な政治描写

三国時代の政治状況や戦略についても詳しく描かれています。
権力闘争や策謀などがリアルに描写されていて、歴史の動きを学ぶことができます。
戦記としてだけではなく、政治ドラマとしての『三国志』を楽しめます。

 

まとめ

歴史小説としての質の高さにとどまらず、文学作品としても高い評価を受けています。

 

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三国志 北方謙三

ハードボイルドな「三国志」を描かれているのが、「北方謙三」先生の作品。
戦う漢(おとこ)達の躍動感溢れる描写が魅力的な作品です。

 

ダイナミックなストーリー

力強くダイナミックなストーリーが特徴で、戦闘シーンや戦略的な駆け引きが詳細に描かれ、アクションの迫力や緊張感を味わえます。
壮大な物語の展開に引き込まれ、緊迫感を持って読み進めることができます。

 

深い人間ドラマ

人間関係や個々のキャラクターの内面に焦点が当てられ、複雑な人間ドラマが展開されます。
特に劉備、曹操、孫権など中心人物の描写が丁寧で、それぞれの人間性を見ることができます。

 

独自の解釈

原典や他の翻本とは異なる独自の解釈があります。
歴史的事実に基づきながら、物語を再構築して新たな視点や角度から描かれています。

 

現実的でリアルな描写

登場人物の行動や戦闘シーンの描写において、現実の戦争や政治の厳しさが描かれています。
現実主義が強調されており、登場人物たちの決断や行動に現実的な重みを感じられます。

 

強烈な個性を持つキャラクター

それぞれのキャラクターが、強烈な個性を持って描かれています。
劉備の人間味、曹操の野心、孫権の知略など、それぞれの個性があります。
脇役も詳細に描かれているため、さまざまなキャラクターが物語に登場します。

 

ハードボイルド

ハードボイルドな要素が強く、冷徹な戦略や非情な決断が、物語全体に緊張感を感じます。
現実の厳しさと向き合う登場人物たちに強く引き付けられます。

 

まとめ

他の三国志作品とは一線を画す独自の魅力、力強いストーリーと深い人間描写が魅力です。

 

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興亡三国志 三好徹

「三国志演義」では悪役とされている魏の曹操を主役に描かれているのが、
「三好徹」先生の「興亡三国志」も面白いです。

 

エンターテインメント性の高さ

娯楽小説としての要素が強く、読みやすくて楽しめる作品です。
歴史小説に冒険小説のエッセンスを取り入れ、読者を引き込む巧みなストーリーが特徴です。
スピーディーな展開と緊張感、次々と起こる出来事に読み進めてしまいます。

 

多様な人物描写

たくさんの人物が登場し、それぞれが独自の個性を持っています。
劉備、曹操、孫権といった中心人物だけでなく、脇役にも焦点が当てられ、それぞれの視点から物語が描かれます。

 

時代背景の再現

三国時代の社会や文化、政治的背景が細かく描写されています。
歴史的な出来事や風俗習慣がリアルに描かれ、その時代の雰囲気を感じることができます。

 

緻密な戦略描写

戦争や戦略に関する描写が詳細で緻密で、戦闘シーンや戦略的な駆け引きがリアルです。
戦争の現実とその背後にある策謀、軍事的視点から描写されています。

 

人間ドラマと倫理観

登場人物の忠誠心、友情、裏切り、野心といった人間ドラマや倫理観にも焦点が当てられ、それぞれの人物の行動や選択が深く掘り下げられていると感じられます。

読みやすさ

分かりやすく親しみやすい文体で、難しい言葉や複雑な表現を避け、シンプルでありながら情感豊かな文章で描写されています。

 

まとめ

歴史小説としての魅力とエンターテインメント性を兼ね備えていて、三国時代の壮大な物語と人間ドラマを存分に楽しむことができます。

 

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英雄三国志 柴田錬三郎

蜀滅亡までを描かれているのが、「柴田錬三郎」先生の「英雄三国志」。
「英雄ここにあり」と「英雄・生きるべきか死すべきか」の2作を併せた作品で、「三国志演義」をベースとしていますが、吉川先生とは違う面白さがあります。

 

独特の文体とストーリー

独特な文体とストーリーが特徴で、力強く、それでいて詩的な表現で描写されています。
古典的な日本文学の要素を取り入れた文体は、深みと独特の風味があります。

 

魅力的なキャラクター

劉備、曹操、孫権といった主要人物だけでなく、脇役も丁寧に描写されていて、豊かな人物像が描かれています。

 

ドラマチックな展開

ドラマチックな展開が特徴で、戦争や陰謀、友情や裏切りなどを緊張感あふれるストーリーで、物語がスピーディーに描かれていて、読み進めてしまいます。

 

歴史的背景の再現

三国時代の風俗や文化、政治的状況が詳細に描かれており、歴史にリアリティがあります。
物語に厚みがあり、三国時代の雰囲気をリアルに感じることができます。

 

日本の武士道精神

登場人物の忠誠心、義理、人間関係における誠実さなど、日本の武士道の価値観が作品の中で描かれており、日本人に親しみやすい内容になっています。

 

心理描写の深さ:

登場人物の心理描写が深く、内面の葛藤や感情の変化が丁寧に描かれ、それぞれの行動の背景にある思考や感情が伝わります。

 

まとめ

力強い文体と深いキャラクター描写は、三国志の物語を新たな視点で楽しむことができます。

 

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秘本三国志 陳 舜臣

他の先生方とは異色の三国志を描かれたのが「陳 舜臣」先生の「秘本三国志」です。
この作品は、道教である五斗米道の陳潛の立場からみたものになっています。
尚、中国の歴史シリーズの著者が
陳舜臣先生です

 

独自の視点と解釈

従来の三国志の物語とは異なる視点や解釈が加えら、歴史的事実をベースにしつつも、新たな視点でエピソードを再構築しています。
馴染みのある三国志の物語に新鮮な驚きを感じます。

 

人間ドラマの強調

人間ドラマが強調されており、劉備、曹操、孫権だけでなく、多くの脇役にも焦点が当てられ、その内面や人間関係が丁寧に描かれています。
物語の深みやリアリティに満ちた作品です。

 

歴史的背景の詳細な描写

陳舜臣先生は、三国時代の社会、文化、政治的背景を詳しく描いてくれています。
当時の生活様式や社会構造を深く理解しながら物語を楽しむことができ、物語に厚みがあります。

 

緻密な戦略と戦術の描写

戦争や戦略に関する描写も緻密で詳細に描かれています。
戦闘シーンや策略の駆け引きがリアルに表現され、軍事的な側面を楽しむこともできます。
戦術や戦略の巧妙さが強調されています。

 

優雅な文体と詩的表現

美しい表現と緻密な描写が融合しており、文章全体に品格があります。
物語に深い味わいがあり、引き込まれるように読み込んでしまいます。

 

多視点からの物語

主要な登場人物の視点だけでなく、脇役や敵対者の視点も描かれており、それぞれの立場や思惑が交錯する様子が詳細に描かれています。

 

文化的・哲学的な要素の取り入れ

作品に、中国の文化や哲学的な要素が取り入れられています。
儒教や道教、兵法といった思想が登場人物の行動や価値観に影響を与える様子が描かれています。

 

まとめ

陳舜臣先生の「秘本三国志」は、従来の三国志物語に新たな視点と深みを加えた作品です。
歴史的なリアリティと文学的な魅力を兼ね備え、新たな三国志の楽しみ方を味わえます。

 

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三国志 小前亮

大人が楽しむだけでなく、児童にも読みやすいのが「小前亮」先生の「三国志」です。
小前亮先生は三国志だけでなく、数々の中国の歴史関係の書籍を出されています。

 

現代的な視点

小前亮先生は若い先生で、より現代的な視点で描かれています。
歴史的事実を基にしながら、現代の感覚に合った解釈や表現が用いられており、読みやすく親しみやすいスタイルです。

 

キャラクターの人間味

登場人物の人間味が強調された印象があり、主要な登場人物だけでなく、多くの脇役の人物の内面や背景が丁寧に描かれています。
それぞれのキャラクターに深く共感しやすくなっています。

 

史実に忠実な描写

史実に基づいた描写が重視されており、歴史的な出来事や人物の行動を忠実に再現しつつ、小説としての面白さがあります。

 

ストーリーテリングの巧みさ

物語の展開がスムーズで、戦争や策略に関するシーンが緻密に描かれており、緊張感と興奮を持つ物語構成で、読む人を引き込む魅力があります。

 

人物の関係性の描写

友情、忠誠、裏切り、野心が絡み合い、複雑な人間関係が物語を豊かにしています。
それぞれのキャラクターの行動や動機を深く理解することができます。

 

歴史的な背景描写

三国時代の社会、文化、政治的背景も詳しく描かれており、当時の生活様式や社会構造を理解しながら物語を楽しむことができます。
この歴史的な背景描写が、物語に深みとリアリティを与えています。

 

文章のわかりやすさ

文章がわかりやすく読みやすいです。
難しい表現を避け、シンプルで明快な文章が使われているため、幅広い層が楽しめる作品で、三国志初心者にも理解しやすい構成になっています。

 

まとめ

歴史小説としての魅力と現代的な読みやすさを兼ね備えた作品となっています。
三国志の物語を楽しむことができ、歴史ファンだけでなく、一般の読者にも受け入れやすいです。

 

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小説「三国志演義」の記事

小説『三国志演義』が好きな人におすすめしたいわかりやすい本!
私が『三国志』と出会ったのは、三国志ブームだった1992年、中学生になってすぐのこと。ゲームから始めて、漫画や小説、歴史書を読むようになり、三国志に夢中になっていきました。そんな私ですが、三国志が好きな人、興味のある人におすすめの書籍をご紹介します。

歴史書「正史三国志」の記事

歴史書『正史三国志』に興味のある人におすすめのわかりやすい本!
「三国志」と一括りに言っても歴史を著した「正史三国志」小説の「三国志演義」があります。「正史三国志」は著者が陳寿、注釈を加えたのが裴松之です。「三国志演義」は羅貫中によってまとめられた120話からなる小説です。今回は正史三国志と歴史を学べる本をご紹介します。

 

今後の展望

三国志が好きな方が大勢いらっしゃることを知り、嬉しく思っています。
今回の記事では、小説で楽しめる三国志をご紹介しました。

私も経験があるのですが、多くの人物やなじみのない地名が多く登場して混乱しました。
三国志を解説した書籍が数多く出版されて、たくさん読んできました。
歴史である「正史三国志」、小説である「三国志演義」を解説した書籍を紹介していき、三国志ファンが増えてくれたら良いなと思っています。

また、三国志以前の古代中国についても、解説した記事を作成予定です。
人気のあるキングダムの時代だけでなく、幻の「夏」王朝なども取り上げたいと思います。

 

三国志演義の小説を描き始めました!

【歴史小説シリーズ】三国志 第一話① 眼醒め前の英雄
「おい!玄徳よ!お前は漢(おとこ)として生まれておきながら、なんて有様なのだ!」「私はただのむしろ売りの身。あなたは...。」「なんということだ!これだけ国が乱れておるというのに。お前には志はないのか!」「私にだって志ならある!しかし...。」

 閲覧ありがとうございました。

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