小説三国志 【歴史小説シリーズ】三国志 第一話⑦ 広宗に向かう劉玄徳 鄒靖と別れて、青州から盧植のいる広宗へ急ぐ義勇軍。率いる劉備は、盧植の身を案じながら、昔のことを考えていた。劉備という漢(おとこ)は中山靖王の劉勝の血筋で、その一族が涿県に残ったという。父は劉弘であるが、劉備が幼い頃、若くして亡くなってしまった。 2023.12.14 小説三国志
小説三国志 【歴史小説シリーズ】三国志 第一話⑥ 三人の英雄ここに起つ 「涿県に賊軍が侵攻してきましたー!」との知らせに太守の劉焉は、校尉の鄒靖に迎え撃たせるよう命を下した。「早速だが玄徳殿、参陣をお願いしたい!」劉備ら三人は兵五百を率いて、黄巾の賊将程遠志の兵五万と山麓で対峙した。 2023.12.14 小説三国志
小説三国志 【歴史小説シリーズ】三国志 第一話⑤ 桃園の誓い 黄巾賊がにわかに騒がしくなった頃、一人の青年が町に辿り着く。「ふぅー。今日は売れると良いのだが・・・。」年老いた母親と共に編んだむしろや草鞋を並べているときだった。「高札が立てられたそうな。いったいなんて書かれてあるんだ?」 2023.12.14 小説三国志
小説三国志 【歴史小説シリーズ】三国志 第一話④ 「黄巾の乱」 信徒はますます増え、張角は三十六の方を立てた。大方は約一万、小方を六・七千とし、それぞれに頭目を置き、将軍を名乗らせた。中原八州の家々の大門には『甲子』と書きつけさせ、張角を祭って崇め尊んだ。張角は遂に動き出す。使徒の馬元義を遣いにやり、 2023.12.14 小説三国志
小説三国志 【歴史小説シリーズ】三国志 第一話③ 蒼天すでに死す 黄天まさに起つべし 山に入り、薬草を採って暮らしを立てている3兄弟がいた。長兄を張角、次兄を張宝、末弟を張梁という。張角は挙人試験に落第した書生だった。漢王朝は腐敗し、民衆は飢えに苦しみ、流民となっていたこの時代に失望しながら、山中に身を隠すように暮らしていた。 2023.12.14 小説三国志
小説三国志 【歴史小説シリーズ】三国志 第一話② 乱世の幕開け 「玉座に大蛇がぁー!」温徳殿に狂風が吹き込むと、一匹の蒼い光に包まれた大蛇が天から飛来し、玉座位に居座った。光武帝が再興してから百五十年経った後漢王朝末期、時の天子である霊帝は恐怖のあまり昏倒してしまった。百官たちは慌てふためき逃げ惑い、宮殿内は大騒ぎとなった。 2023.12.14 小説三国志
小説三国志 【歴史小説シリーズ】三国志 第一話① 眼醒め前の英雄 「おい!玄徳よ!お前は漢(おとこ)として生まれておきながら、なんて有様なのだ!」「私はただのむしろ売りの身。あなたは...。」「なんということだ!これだけ国が乱れておるというのに。お前には志はないのか!」「私にだって志ならある!しかし...。」 2023.12.14 小説三国志
三国志関係 【初心者向け】三国志の歴史をザックリなあらすじで解説! 「三国志」は、紀元2世紀末から3世紀(184年~280年)の中国の歴史・物語になります。中国の王朝である「後漢(ごかん)」から「魏(ぎ)」、「呉(ご)」、「蜀(しょく)」の三国に分かれて争い、「晋(しん)」に統一されるまでの約100年間が舞台です。 2023.12.14 三国志関係
三国志関係 古代中国の歴史小説なら【宮城谷昌光】おすすめ本をご紹介! 三国志を始めとする古代中国の歴史に関する書籍はたくさんあります。ご紹介したい良書や先生が数多くいる中で、特におすすめしたいのは『宮城谷昌光』先生です。先生は、特に歴史小説や時代を書かれる著名な小説家のひとりです。そんな『宮城谷昌光』先生の経歴と作品の特徴をご紹介します。 2023.12.14 三国志関係
自分と家族 【中年独身男の想い】会社から離れて三国志の小説を描く決意! 過去の自分を受け入れ、今の自分を大切にすれば、未来の自分はきっと幸せになる。三国志の小説を描こうと決めたのもそこから来ている。今の自分のもがきが、将来の自分を生み出すのだと信じて、私は自分を表現し続けることを誓う。 2023.12.14 自分と家族