中年独身男の話

【中年独身男の恋愛エッセイ】第15話 どうしても諦められない想い!

『あいつはもう既婚女性なのだから・・・』そう自分に言い聞かせて、無理矢理納得させようとしている。連絡をくれたあいつ。あいつに返信してから、あいつからの返事は来ない。連絡が来ないことへの不安や心配の気持ちが大きくなる。「返事が来ない」ということの意味を考えると、ますます考え込んでしまう。
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【中年独身男の恋愛エッセイ】第14話 タロットリーディングに期待する私!

YouTubeのおすすめに出てきたひとつのタロットリーディング。直感で選んだカードリーディングをぼんやりと観ていた。 あいつに想いを寄せ、返事を待っている私。既婚女性となっていたあいつ。私の連絡先を快くあいつに渡してくれたお母さん。あいつの旦那。リーディングに登場人物を当てはめて聞いてみた。
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【中年独身男の恋愛エッセイ】第13話 あいつから連絡がきた夢!

『あいつから連絡が来た!?』と同時に目が覚めた。「夢か・・・」まさか正夢?などと半信半疑でスマホを見ても、あいつからの連絡は来ていない。目を覚ましてから朝風呂に入り、リラックスしながら瞑想を始める。晴れた朝を迎えたはずが、徐々に暗くなっていくことを感じた。
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【中年独身男の恋愛エッセイ】第12話 着信音に反応してしまう私!

私は今、パソコンの前でアフィリエイトの勉強をしている。社会人として20年間を過ごした会社組織に嫌気が差し、生きる術を模索した結果だ。適応障害と診断されて、先ずは療養することを専念してゆっくりしていなければいけないところなのだが、会社を去る決意をした時から将来の不安を抱えている。
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【中年独身男の恋愛エッセイ】第11話 これからも待っている!

会社組織の中で勤務してきた20年。今まで経験したことは決して無駄にはならない、無駄にしない。そして今の私には目標がある。それは会社組織からの独立だ。人付き合いがあまり得意ではなく、上司に媚びるなどといったことを私は出来ない。実力で成果を出すことで評価してくれた上司とも別れ、部署を異動して以来、私はほとんど孤立状態で、成果を出しても評価されない身となった。
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【中年独身男の恋愛エッセイ】第10話 連絡の途絶えたあいつ!

あいつからショートメールを受け取ったのは、10/31(火)18:35のことだった。私は居眠りをしていて気付かなかったが、目を覚まし、スマホを手に取り、あいつからのメールを見たときは、これまでに味わったことのないほど胸が高鳴った。
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【中年独身男の恋愛エッセイ】第09話 夢の中であいつに想いを伝えに行く!

小学校の卒業式が迫っている。それは、愛知に引っ越すことが決まっていた私にとって、あいつの近くに居られる時間の終わりを意味する。学校生活でも、仲良し3人組での下校中でも、私は遠目からあいつを見ているだけ。好きだからちょっかいを出していた5年生の私も6年生になると、あいつを意識するがあまりちょっかいを出さなくなっていき、見ているだけとなった。
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【中年独身男の恋愛エッセイ】第08話 誰もが抱えている不安!

「あいつからの連絡を楽しみに待ってる」と言いながら、悶々とした日々を過ごしているのが正直なところ。既婚女性のあいつと違い、私は...。「現実を見ろよ!」44年間の実家暮らしで、社会人として20年目を迎えた今、休職して自宅療養の身。両親に心配をかけているのはわかっている。
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【中年独身男の恋愛エッセイ】第07話 私の夢の中でのあいつ!

あいつと私は同じ中学校に通う中学生で、休日を共にしていた。恋人同士ではなく、友人として。三原の街で遊んでいて、仲良くしている。私はあいつに片思いで、いつもあいつのことが気になる。 「(彼氏いるのかなぁー?)」って。帰り道、あいつと目が合った私は、さりげなく
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【中年独身男の恋愛エッセイ】第06話 あいつに電話する勇気!

今朝、探偵事務所から調査報告書が届いた。あいつの実家は下関にあるらしく、あいつは実家のすぐ近くに住んでいるらしい。探偵さんがあいつのお母さんに上手く接触してくれたようで、私の連絡先の書かれた名刺を快く受け取り、あいつに渡してくれたそうだ。家庭円満で、あいつはパートに出ているとのことが書かれていた。