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就労継続支援B型でじるみ徹底解説|うつ病・適応障害からの再出発

うつ病・適応障害から再出発 | 就労継続支援B型事業所「でじるみ」
  1. 就労継続支援B型でじるみ徹底解説|うつ病・適応障害からの再出発
  2. 就労継続支援B型事業所とは?
    1. 制度概要
    2. 利用のメリット・デメリットの概観
  3. エンターテインメントアカデミー「でじるみ」徹底解説
    1. 「でじるみ」の概要
      1. コンセプト
      2. 事業内容
      3. サービス内容
    2. 「でじるみ」の特徴と魅力
      1. サブカルチャー特化の専門性
      2. 個別支援と精神的配慮
      3. 安心できる環境と仲間づくり
      4. その他のサポート
    3. 運営会社情報
      1. 株式会社グローバルソリューション
    4. 事業所一覧とアクセス
    5. 利用者数・施設規模
  4. 「でじるみ」を利用するには?~申請から利用開始までのステップ~
    1. 利用対象となる方
    2. 必要な手続きと書類
  5. 「でじるみ」での就労訓練:具体的な内容と期待される効果
    1. 訓練プログラムの概要
      1. 個別支援計画
      2. 多様な学習コース
      3. 実践的なスキル習得
    2. うつ病・適応障害など精神疾患を持つ方への具体的な配慮と支援
    3. 期待される効果
  6. 「でじるみ」利用者の声:体験談と評判・口コミ
    1. 体験談の紹介
      1. 事例1:うつ病でIT企業を退職後、イラストへの情熱を胸に再起を目指したAさん
      2. 事例2:適応障害で人との関わりに強い不安を感じていたBさん
    2. 評判・口コミの傾向
  7. 「でじるみ」利用後の展望:就労移行と一般就労への道
    1. 就労継続支援B型から次のステップへ
    2. 「でじるみ」における就労移行・就労定着支援の内容
      1. 一般就労へのサポート
      2. 就労後の定着支援
      3. 実績について
    3. フリーランスとしての独立という選択肢
  8. 再出発プランの検討
    1. 推奨アクション
      1. 「でじるみ」の活用
      2. 「でじるみ」活用のための実行ステップ
  9. おわりに:一歩踏み出す勇気と未来への希望

就労継続支援B型でじるみ徹底解説|うつ病・適応障害からの再出発

うつ病や適応障害となって会社を休職、そして退職した私。
フリーランスの道を選びましたが、治療しながらの活動は上手くいきません。

そんな状況の中で、自宅近くにできた店舗が、

就労継続支援B型事業所 エンターテインメントアカデミー 『でじるみ』

でした。

でじるみ愛知扶桑   扶桑町 障がい者福祉

就労継続支援B型事業所とは、障害や難病のある方が、ご自身のペースで働きながら社会参加を目指すためのサポートを提供するもので、近年では利用者の個性や興味関心に合わせた多様なスタイルの事業所が登場しています。

 

私は、新たな一歩を踏み出すための選択肢として、でじるみを検討しました。

エンターテインメント分野、特にサブカルチャーに特化した就労継続支援B型事業所「エンターテインメントアカデミー でじるみ」について調べるとともに、好きなことを仕事に」というコンセプトを掲げる「でじるみ」が、うつ病や適応障害を経験した私にとって、どのように再出発の支えとなるのか、記事にしてみました。

 

日本の障害者総数は1160.2万人(2023年時点)にのぼり、その中で一般企業等での就労が困難な状況にある方も少なくありません。
働いていない障害者は約340万人いるとされています。
このような背景から、就労継続支援事業の役割はますます重要になっています。
情報元:PR TIMES (2025年3月27日記事)

 

就労継続支援B型事業所とは?

「でじるみ」を理解する上で、まずは「就労継続支援B型事業所」とは何か、その基本的な仕組みについて調べました。

制度概要

就労継続支援B型事業所は、障害者総合支援法に基づいた障害福祉サービスの一つです。

一般の企業などで雇用契約を結んで働くことが難しい、障害や難病のある方々に対し、就労の機会や生産活動の場を提供します。

利用者は、雇用契約を結ばずに、比較的簡単な作業から、事業所によっては専門的なスキルを活かせる活動まで、自分の体調や能力に合わせて働くことができます。
作業に対する対価は「工賃」として支払われます。

事業者と利用者が雇用契約を結び、最低賃金以上の給与が保障される「就労継続支援A型事業所」がありますが、B型では雇用契約を結ばない点が大きな違いです。
B型は柔軟な働き方が可能で、自分のペースで無理なく社会参加を目指したい人に適しています。(参考:LITALICO仕事ナビ – 就労継続支援B型とは?

就労継続支援B型事業所が担う主な役割は下記の通りです。

 

利用のメリット・デメリットの概観

就労継続支援B型事業所の利用には、下記のようなメリットとデメリットがあります。

これらのメリット・デメリットは一般的なもので、事業所によって特色やサポート内容は大きく異なりますが、「でじるみ」は特定の分野に特化し、スキルアップや将来の自立を強く意識した支援を行う事業所です。

 

エンターテインメントアカデミー「でじるみ」徹底解説

ここからは、「エンターテインメントアカデミー でじるみ」について、詳細を掘り下げていきます。

「でじるみ」の概要

コンセプト

「でじるみ」の最大のコンセプトは、「好きを仕事にする」ことです。

アニメ、漫画、ゲーム、イラスト、動画編集といったサブカルチャーへの興味や得意なことを最大限に活かし、クリエイティブなスキルを習得し、仕事に繋げていくことを目指しています。

単に作業を提供するだけでなく、利用者が自分の「やってみたい」を実現し、社会との新たなつながりを築けるような場所を提供することを使命としています。
(参考:PR TIMES でじるみ高知開所記事

 

事業内容

「でじるみ」は、サブカルチャー分野に特化した就労訓練を提供する就労継続支援B型事業所です。主な事業内容は下記の通りです。

 

サービス内容

「でじるみ」では、利用者一人ひとりに合わせた、きめ細やかなサービスを提供しています。

 

「でじるみ」の特徴と魅力

サブカルチャー特化の専門性

「でじるみ」の最大の魅力は、サブカルチャー分野に特化している点です。
これは他の多くの就労継続支援B型事業所と一線を画す大きな特徴です。

 

個別支援と精神的配慮

うつ病や適応障害を抱える方にとって、精神的な安定と個別の配慮は非常に重要です。
「でじるみ」では、下記のようなサポート体制を整えています。

 

安心できる環境と仲間づくり

「好き」を共有できる仲間や、安心して過ごせる居場所は、精神的な回復と社会参加への意欲を高める上で大きな力になります。

 

その他のサポート

「でじるみ」では、上記以外にも利用者へのサポートを提供しています。

 

運営会社情報

株式会社グローバルソリューション

運営会社のPR TIMES記事には「現代ではフリーランスという働き方を選ぶ人々も増加傾向にあり、日本の労働人口の22.8%にあたる1,577万人がフリーランサーだというデータもあります。

同時に現代のIT時代においては、IT系のフリーランサーの需要が高く、クリエイティブスキルのニーズは年々増加傾向にあります」とあり、クリエイティブ分野でのフリーランス育成も視野に入れていることが伺えます。

 

事業所一覧とアクセス

「でじるみ」は全国にフランチャイズ展開しており、北海道から沖縄まで多数の事業所があります。

各事業所の詳細情報は、事業所毎に独自にウェブサイトがあるため、そちらで確認できます。

 

利用者数・施設規模

「でじるみ」の各事業所の利用定員は、20名です。

全国に多数のフランチャイズ事業所を展開しているため、グループ全体としては相当数の利用者を支援していることになります。2025年に入ってからも多くの新規事業所が開所または開所予定となっており(高知、岡山倉敷は、愛知扶桑は2025年7月開店予定、千葉我孫子、名古屋星ヶ丘は2025年6月予定など)、その規模は拡大を続けています。
(参考:PR TIMES記事 各事業所開所情報

愛知県扶桑町に新たに開店予定の「でじるみ愛知扶桑店」は、地域のクリエイティブニーズに応えるべく2025年7月のオープンに向けて準備が進められています。

 

「でじるみ」を利用するには?~申請から利用開始までのステップ~

「でじるみ」を利用したいと考えた場合、どのような手続きが必要になるのでしょうか。
ここでは、利用対象となる方から申請、利用開始までの流れをステップごとに解説します。

利用対象となる方

「でじるみ」の利用対象となるのは、基本的に下記のような人です。

具体的な対象疾患や条件については、各事業所や市区町村の窓口に確認が必要です。

 

必要な手続きと書類

「でじるみ」の利用開始までの一般的な流れは下記の通りです。
詳細や必要書類は自治体によって異なる場合があるため、必ず事前にお住まいの市区町村の窓口に確認が必要です。

  1. 情報収集と相談
    • まずは、主治医に就労継続支援B型事業所の利用について相談し、意見をもらいます。
    • 住まいの市区町村の障害福祉担当窓口や、相談支援事業所(特定の相談支援事業者を自分で探すか、役所に紹介してもらう)に相談し、「でじるみ」のようなB型事業所を利用したい旨を伝え、情報提供を受けます。
    • 「でじるみ」の各事業所のウェブサイトの情報を参考に、事業所の内容を調べます。

  2. 事業所の見学・体験利用
    • 関心を持った「でじるみ」の事業所に電話やメールで連絡を取り、見学や体験利用を申し込みます。多くの事業所で無料見学・体験が可能です。
    • 実際に事業所を訪問し、訓練内容、施設の雰囲気、スタッフや他の利用者の様子などを自分の目で確認します。
    • 体験利用では、簡単な作業を試したり、スタッフと面談したりして、自分に合っているかどうかを判断します。

  3. 障害福祉サービス受給者証の申請
    • 通いたい事業所が決まったら、住まいの市区町村の障害福祉担当窓口で「障害福祉サービス受給者証」の申請手続きを行います。
      (参考:デイゴー就労支援ナビ – 就労継続支援B型を利用するには?
    • 主な必要書類の例(事前に窓口で確認してください)
      • 支給申請書(窓口で入手)
      • 医師の診断書(精神障害者保健福祉手帳用、または就労継続支援B型利用に関するものなど。初診日から6ヶ月以上経過している必要がある場合など、条件があることも)または、精神障害者保健福祉手帳の写し
      • 世帯の所得状況が確認できる書類(課税証明書など)
      • マイナンバー(個人番号)が確認できる書類
      • 印鑑
      • その他、自治体が必要とする書類
    • サービス等利用計画案の作成受給者証の申請と並行して、「サービス等利用計画案」を作成し提出する必要があります。これは、どのようなサービスをどのくらい利用したいかなどを記載する計画書です。多くの場合、指定特定相談支援事業所の相談支援専門員に作成を依頼しますが、自分で作成する「セルフプラン」が可能な場合もあります。どちらが可能か、市区町村の窓口で確認しましょう。

  4. 認定調査・審査
    • 申請後、市区町村の認定調査員による聞き取り調査が行われることがあります。心身の状況や日常生活の様子、家族の状況などが質問されます。
    • 提出された書類や調査結果に基づいて、サービスの支給決定のための審査が行われます。

  5. 受給者証の交付と契約
    • 審査の結果、サービスの利用が適切と判断されると、「障害福祉サービス受給者証」が交付されます。交付までには数週間から1ヶ月以上かかる場合があります。
    • 受給者証が発行されたら、それを持って「でじるみ」事業所へ行き、利用契約(重要事項説明書の説明を受けた上で)を締結します。
    • 契約後、個別支援計画に基づき、「でじるみ」での利用が開始されます。

 

「でじるみ」での就労訓練:具体的な内容と期待される効果

「でじるみ」では、利用者が「好き」をスキルに変え、社会とのつながりを再構築できるよう、多彩な訓練プログラムと個別の配慮を提供しています。

訓練プログラムの概要

個別支援計画

利用開始にあたり、スタッフが利用者一人ひとりと丁寧に面談を行います。その人の興味関心、これまでの経験、体調、将来の希望などを詳しく聞き取り、それに基づいて個別の支援計画を作成します。この計画に沿って、無理のない目標を設定し、段階的にステップアップしていけるようサポートします。

 

多様な学習コース

「でじるみ」の大きな特徴は、サブカルチャー分野に特化した多様な学習コースです。
下記はその一例です。

「好きなコースで学びながらスキルを身に着けて頂けます。希望のコースがない場合は、お気軽にご相談ください。教材を用意したり講師連携したり、可能なかぎりサポートいたします」
とのことで、利用者の「学びたい」という意欲を積極的に支援する姿勢が見られます。
(参考:PR TIMES でじるみ高知開所記事

 

実践的なスキル習得

「でじるみ」では、単に知識を学ぶだけでなく、実際に手を動かして制作する中でスキルを身につけることを重視しています。

実際のコース内容や人気度は事業所や時期によって異なるので、見学・体験時に確認します。

 

うつ病・適応障害など精神疾患を持つ方への具体的な配慮と支援

精神疾患を抱える人が安心して訓練に取り組めるよう、様々な配慮がされています。

 

期待される効果

「でじるみ」での訓練を通じて、下記のような効果が期待できます。

 

「でじるみ」利用者の声:体験談と評判・口コミ

実際に「でじるみ」を利用した方々は、どのような経験をし、何を感じているのでしょうか。
ここでは、公表されている情報をもとに、体験談や評判・口コミを紹介します。

利用者のプライバシーに配慮し、具体的な個人名は伏せ、状況を一般化して紹介します。
口コミは個人の感想であり、必ずしも全ての方に当てはまるわけではないことをご理解ください。

体験談の紹介

うつ病や適応障害を経験し、「でじるみ」のようなサブカルチャー特化型の就労継続支援B型事業所を利用した方の体験談として想定される内容です。

事例1:うつ病でIT企業を退職後、イラストへの情熱を胸に再起を目指したAさん

「過酷な労働環境でうつ病を発症し、退職。しばらくは何も手につかない日々でしたが、昔から好きだったイラストを描くことだけが心の支えでした。『でじるみ』を知ったのは、そんな時です。

『好きなイラストを仕事に』という言葉と、精神疾患への理解がある環境に惹かれ、見学に行きました。スタッフの方が親身に話を聞いてくれて、ここなら自分のペースで再出発できるかもしれないと感じました。

利用を始めて良かったのは、何よりも自分のペースで学べたこと。体調が悪い日は無理せず休み、調子の良い日は集中して絵を描きました。
プロのクリエイターの方からアドバイスをもらえたのも大きかったです。少しずつ技術が向上していくのが実感でき、自信を取り戻すことができました。

同じ趣味の仲間と好きなアニメの話で盛り上がれるのも、職場では考えられない喜びでした。

将来は、ここで身につけたスキルを活かして、フリーランスのイラストレーターとして活動するのが目標です。」

 

事例2:適応障害で人との関わりに強い不安を感じていたBさん

「前職で人間関係に悩み、適応障害と診断されました。人と話すことや、大勢の中にいることに強い不安を感じるようになり、しばらく引きこもりがちでした。

『でじるみ』のことはネットで知り、サブカルチャーに特化している点と、個別ブースで作業できるという点に興味を持ちました。見学に行くと、スタッフの方がとても丁寧に説明してくれて、私の不安にも耳を傾けてくれました。

実際に利用してみると、自分の作業スペースで集中してPCスキル(動画編集)の学習に取り組めました。最初は他の利用者さんと話すのも緊張しましたが、スタッフの方が間に入ってくれたり、共通のゲームの話題で少しずつ話せるようになったりしました。

無理にコミュニケーションを取らなくてもいいという雰囲気があったのも安心できました。体調も安定してきて、少しずつ外出への不安も減ってきました。今は、動画編集のスキルをもっと高めて、何か人の役に立てるような仕事ができたらと考えています。」

 

評判・口コミの傾向

「でじるみ」に関する評判や口コミを総合的に見ると、下記のような傾向が伺えます。

肯定的な意見

  • 「自分の好きなことを学べるのが楽しい、やりがいがある」
  • 「スタッフが親身になって相談に乗ってくれる、精神的なサポートが手厚い」
  • 「自分のペースで通所できるので、体調に不安があっても安心できる」
  • 「同じ趣味を持つ仲間と出会えて、居心地が良い、コミュニケーションが取りやすい」
  • 「専門的なクリエイティブスキルが身につく、プロからの指導が受けられる」
  • 「PC初心者でも丁寧に教えてもらえる」
  • 「個別ブースなど、集中しやすい環境が整っている」

留意すべき点や改善を望む声

  • 工賃の額:就労継続支援B型であるため、工賃は一般就労に比べて低い水準になることが多いです。ただし、「でじるみ」ではスキルを身につけて外部の仕事を受注する道も示唆されており、将来的な収入アップの可能性は他のB型よりあるかもしれません。
  • 事業所ごとの特色の違い:フランチャイズ展開のため、事業所によって提供されるコースの詳細や設備、スタッフの専門性、雰囲気などに差がある可能性があります。
  • 人気のコースへの集中:特定のスキルを学びたい利用者が多い場合、希望する機材や指導がすぐに受けられない可能性もゼロではありません。

評判や口コミは、情報収集の一環として非常に役立ちますが、最終的にはご自身で見学・体験し、事業所の雰囲気や支援内容が自分に合っているかを確認することが最も大切です。

 

「でじるみ」利用後の展望:就労移行と一般就労への道

「でじるみ」での訓練は、単に日中の活動の場を提供するだけでなく、その先のステップへと繋がる重要な基盤を築くことを目指しています。うつ病や適応障害からの回復過程において、自信とスキルを身につけた先には、どのような道が開けているのでしょうか。

就労継続支援B型から次のステップへ

「でじるみ」でクリエイティブなスキルを習得し、コミュニケーション能力を高め、成功体験を積み重ねることは、利用者にとって大きな財産となります。
これらの経験は、下記のような多様な次のステップへの足がかりとなり得ます。

 

「でじるみ」における就労移行・就労定着支援の内容

「でじるみ」では、利用者がB型事業所を卒業し、次のステージへ進むためのサポートにも力を入れています。公式サイトでは、「ご利用者様の「一般就労」「フリーランサーとしての独立」を応援し、サポートしていきますので、ぜひご相談ください」と明記されています。

一般就労へのサポート

具体的なサポート内容としては、下記のようなものが想定されます。

 

就労後の定着支援

就職が決まった後も、新しい環境で安定して働き続けられるよう、定着支援が重要です。
一部の系列事業所では、

「職場定着。実際に勤務いただいてからも、ご利用者様、企業の担当者双方に定期的にヒアリング等を実施することで、長く働き続けられるようにサポートします」

といった実績があることから、「でじるみ」ブランド全体としても、就職後のフォローアップ体制を意識している可能性があります。

 

実績について

就労継続支援B型事業所は、A型事業所や就労移行支援事業所とは異なり、利用者を一般就労へ移行させることが目的ではありません。

「でじるみ」のようにスキルアップを重視し、利用者の自立を積極的に支援する事業所では、結果として一般就労やフリーランスへの道が開けるケースも少なくないと見受けられます。

 

フリーランスとしての独立という選択肢

「でじるみ」で習得するイラスト制作、動画編集、デザインなどのクリエイティブスキルは、フリーランスとして独立して働く上で非常に強力な武器となります。
うつ病や適応障害の経験から、自分のペースで働きたい、在宅で仕事をしたいと考える方にとって、フリーランスは魅力的な選択肢の一つです。

「でじるみ」では、「自分自身で仕事の受注が取れるようになる支援」も行っているとされており、これはフリーランスとしての活動を見据えたサポートと言えます。

具体的には、下記のようなノウハウの学習支援が期待できるかもしれません。

IT・クリエイティブ分野のフリーランス需要は高まっており、でじるみで専門性を高めることは、新たな働き方の可能性を広げることに繋がります。
(参考:PR TIMES でじるみ高知開所記事

 

再出発プランの検討

ここまで「でじるみ」の詳細情報や活用法について解説してきましたが、うつ病・適応障害からの再出発の道は一つではありません。
ご自身の状況や希望、興味関心に合わせて、最適なプランを検討することが重要です。
ここでは、「でじるみ」の活用を軸としたプランと、具体的なアクションを提案します。

推奨アクション

ご自身の状況や希望をじっくりと見つめ直し、最適な再出発プランを選びましょう。
下記に具体的なアクションプランを提案します。

「でじるみ」の活用

こんな人におすすめ

 

「でじるみ」活用のための実行ステップ

  1. 準備段階:情報収集と自己理解の深化
      • 内容:「でじるみ」関連情報(公式サイト、パンフレット、SNS、関連ニュースなど)を参考に、提供サービス、訓練内容、事業所の雰囲気などを詳しく調べる。
        自分自身の興味関心がどこにあるか、現在の体調でどの程度の活動ができそうか、再出発後の短期・長期的な目標は何か、などをノートに書き出すなどして整理する。
        必要に応じて、主治医に相談し、精神障害者保健福祉手帳や自立支援医療(精神通院)の申請について検討する。
      • 用意するもの:「でじるみ」に関する資料、自己分析メモ、医師の診断書(申請時に必要となる可能性あり)。

  2. 相談・見学段階:「でじるみ」へのコンタクト
    • 内容:最も関心のある、または通いやすい場所にある「でじるみ」事業所に電話またはメールで問い合わせる。
      見学や体験利用が可能かどうかを確認し、予約する。
      見学・体験時には、スタッフに自身の状況(病状、これまでの経緯、不安な点など)や希望する訓練内容、将来の目標などを率直に伝える。
      疑問点は積極的に質問し、解消する。
    • 用意するもの(例):質問事項をまとめたメモ、筆記用具。
  3. 申請段階:公的機関での手続き
    • 内容:「でじるみ」を利用する意思が固まったら、住まいの市区町村の障害福祉担当窓口(または相談支援事業所を通じて)で、障害福祉サービス受給者証の申請手続きを行う。サービス等利用計画案の作成も並行して進める(相談支援専門員に依頼するのが一般的)。
    • 用意するもの:申請書、医師の診断書または精神障害者保健福祉手帳、マイナンバー関連書類、印鑑など(事前に窓口で確認)。
  4. 利用段階:個別支援計画に基づく活動開始
    • 内容:受給者証が交付されたら、「でじるみ」と正式に利用契約を結ぶ。
      作成された個別支援計画に基づいて、イラスト制作、動画編集、PC基礎などの訓練プログラムに参加を開始する。
      自分のペースを大切にし、無理なく活動に取り組む。
      定期的なスタッフとの面談を通じて、進捗状況を確認し、必要に応じて目標や計画を調整していく。
    • 期待される効果:専門スキルの着実な習得、作品を完成させることによる達成感と自信の回復、規則正しい生活リズムの改善、同じ目標を持つ仲間との交流による精神的な安定と孤立感の軽減。

 

おわりに:一歩踏み出す勇気と未来への希望

うつ病や適応障害という経験は、決して無駄にはなりません。それは私に、自分自身を深く見つめ直し、本当に大切なものに気づく機会を与えてくれました。
再出発は、不安や困難を伴いますが、適切なサポートとご自身のペースに合った環境を選ぶことで、新たな可能性を切り拓くことは十分に可能です。

本記事でご紹介した「エンターテインメントアカデミー でじるみ」は、その「好き」を力に変え、創造性を育み、自信を取り戻し、社会との新たなつながりを再構築するための、数ある選択肢の中でも特にユニークで魅力的な場の一つです。
サブカルチャーに心を動かされ、クリエイティブな活動を通じて再起を目指したいと考えるなら、「でじるみ」はその一歩を力強く後押ししてくれるでしょう。

「でじるみ」が全ての人にとって最適な解であるとは限りません。大切なのは、様々な情報を集め、比較検討し、そして何よりもご自身で実際に見学・体験して感じることです。

この記事が、自分らしい再出発の道を見つけるための、ほんの少しの勇気と未来への希望に繋がることを心から願っています。

 

 閲覧ありがとうございました。

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