2024年おすすめ書籍!今読んでおきたい7冊!
2024年1月2日放送の特別番組「おもしろい本に出会いたい! 2024年お正月スペシャル」
で紹介された、2023年のおすすめ本リストから7冊をご紹介します。
(ゲスト:ブックジャーナリストの内田剛さん)
スピノザの診察室 夏川草介/水鈴社
雄町哲郎は、京都の地域病院で働く内科医だ。
三十代も後半に差し掛かったとき、最愛の妹が若くして亡くなった。
一人残された甥の龍之介と一緒に暮らすために、地域病院の内科医となったが、かつては大学
病院で数々の難手術を成功させ、将来を嘱望された凄腕医師だった。
医師としてのスキルに惚れ込んでいた大学の花垣准教授は、愛弟子の南茉莉を研修と称して哲郎
のもとに送り込むが・・・。
著者プロフィール
夏川 草介(なつかわ そうすけ)
1978年大阪府生まれ。信州大学医学部卒業後、地域医療に従事。
2009年に「神様のカルテ」でデビュー。
「本を守ろうとする猫の話」「始まりの木」「臨床の砦」などの著書がある。
この夏の星を見る 辻村深月/KADOKAWA
亜紗は、茨城県立砂浦第三高校二年生。顧問の綿引先生のもと、天文部に所属している。
コロナ禍で部活動が自粛され、合宿も中止になり、「スターキャッチコンテスト」も開催され
ないだろうと悩んでいた。
真宙は、渋谷区立ひばり森中学一年生。
新入生の内、唯一の男子であることにショックを受けていた。
円華は、長崎県五島列島の旅館の娘。高校三年生で吹奏楽部。
旅館に他県からお客が泊まりに来ることで、親友から距離を置かれ、やりきれない思いをして
いる時、クラスメイトに天文台に誘われる。
コロナ禍による休校や緊急事態宣言で、大人たち以上に複雑な思いを抱える中高生たち。
リモート会議を駆使して、全国で繋がっていく天文部の生徒たち。
スターキャッチコンテストの次に彼らが狙うものとは?
著者プロフィール
辻村 深月(なつかわ つじむら みづき)
1980年山梨県生まれ。
千葉大学教育学部卒業後、県庁村会事務所で団体職員として働きながら執筆。
2004年に「冷たい校舎の時は止まる」でデビュー。
「鍵のない夢を見る」「かがみの孤城」などの著書がある。
宙渡る教室 伊与原新/文藝春秋
新宿都立にある定時制高校には、様々な事情を抱えた生徒達が通っていた。
負のスパイラルから抜け出せない、21歳の岳人。
アンジェラは、子供の頃に学校に通えなかった。
起立性調節障害で不登校になった佳純。
中学を出てすぐ、東京に集団就職した70代の長嶺。
「もう一度、学校に行きたい」という思いに集った生徒達。
理科教師の藤竹を顧問として科学部を結成して、学会で発表することを目標に、
「火星のクレーター」を再現する実験を始める。
著者プロフィール
伊与原 新(いよはら しん)
1972年大阪府生まれ。
神戸大学理学部卒業後、東京大学大学院理学系研究科で地球惑星科学専攻。
博士課程修了後、大学勤務を経て、2010年に「お台場アイランドベイビー」でデビュー。
「月まで三キロ」「八月の銀の雪」などの著書がある。
月のうらがわ 麻宮好/幻冬舎
新兵衛長屋に住む13歳のお綾。
3年前に母を亡くし、大工で父の直次郎、弟の正太と暮らしていた。
ある日、父が店賃滞納で揉めている時、隣に坂崎清之介という写本を生業とする侍が引っ越して
きた。
本の好きなお綾は、部屋の片付けをする代わりに、坂崎に手習いを見てもらうことに。
そこで、書きかけの「つきのうらがわ」を見つける。
子が亡き母の住む月へ辿ろうとする物語。
続きを考えさせて欲しいお綾は頼み込んで、正太と重蔵の子のおはると一緒に考え始める。
次第に子供達は優しい坂崎を慕うようになる。
しかし、坂崎には人を殺した過去があるという噂が・・・。
著者プロフィール
麻宮 好(あさみや こう)
群馬県生まれ。
大学卒業後、会社員を経て中学入試専門塾で国語の講師を務める。
2020年に「月のスープのつくりかた」でデビュー。
『恩送り 泥濘の十手』などの著書がある。
伝言 中脇初枝/講談社
満洲の新京で暮らす、ひろみ。
「尽忠報国」「一億玉砕」「五族協和」、そう信じていた。
永遠に失われた、もうどこにもない国。
見たこと、聞いたこと、自分が託されたことを忘れない。
「世界の果てのこどもたち」には描かれなかった、もうひとつの真実。
終戦間際の満洲を、圧倒的な事実にもとづき描く。
著者プロフィール
中脇 初枝(なかわき はつえ)
徳島県生まれ、高知県育ち。
高校在学中に「魚のように」でデビュー。
2013年『きみはいい子』
2014年『わたしをみつけて』
2016年『世界の果てのこどもたち』
などの著書がある。
リカバリー・カバヒコ 青山美智子/光文社
新築分譲マンション、アドヴァンス・ヒル。
近くの公園の古びたカバの遊具・カバヒコには、自分の治したい部分と同じ部分を触れると治る
という都市伝説が・・・。
住人たちは、悩みをカバヒコに打ち明ける。成績不振の高校生、ママ友と馴染めない元アパレル
店員、駅伝が嫌な小学生、ストレスで休職中の女性、母との関係に悩む雑誌編集長。
みんなの痛みにやさしく寄り添う、青山ワールドの真骨頂!
著者プロフィール
青山 美智子(あおやま みちこ)
1970年愛知県出身。
中京大学社会学部社会学科卒業後、雑誌編集者を経て執筆活動に入る。
「ママにハンド・クラップ!」
「お探し物は図書室まで」
「赤と青とエスキース」
などの著書がある。
成瀬は天下を取りにいく 宮島未菜/新潮社
「島崎、わたしはこの夏を西武に捧げようと思う」。
各界から絶賛の声、いまだかつてない青春小説。
中2の夏休みに、幼馴染の成瀬がまた変なことを言い出す。
コロナ禍で閉店を控える西武大津店に毎日通い、中継に映るという・・・。
M-1に挑み、実験のため坊主頭にし、200歳まで生きると宣言。
我が道を行く成瀬から、誰も目を離せない。
著者プロフィール
宮島 未奈(みやじま みな)
1983年静岡県生まれ。
京都大学文学部卒。2018年「二位の君」で短編小説新人賞。
2021年「ありがとう西武大津店」で、女による女のためのR18文学賞で大賞、読者賞、友近賞
をトリプル受賞。
本書がデビュー作。
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