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【ERNIE(アーニー)】Baidu(百度)が開発したLLMの全貌!

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【ERNIE(アーニー)5.0】Baidu(百度)が開発したLLMの全貌! 生成AI
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ERNIE 5.0とは?
Baiduが開発したLLMの全貌
特徴から使い方まで徹底解説


ChatGPT」や「Gemini」など、大規模言語モデル(LLM)の進化が目覚ましい今日、中国のBaidu(百度)が開発したERNIEシリーズも注目を集めています。

最新モデルであるERNIE 5.0は、従来のLLMの概念を覆すほどの進化を遂げたと言われています。

そこで本記事では、ERNIE 5.0が一体どんなLLMなのか、開発元はどこなのか、特徴から具体的な使い方、料金プランまで、徹底的に解説します。

【ERNIE(アーニー)5.0】Baidu(百度)が開発したLLMの全貌!

ERNIEを使ってみる!

本記事は、ERNIE5.0Previewを使って作成しています。
もちろん無料です。

 

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ERNIE 5.0とは?どんなLLM?

ERNIE 5.0は、中国最大の検索エンジン企業であるBaidu(百度)が開発したフラッグシップ大規模言語モデルです。

テキスト、画像、音声、動画をシームレスに理解・生成する高性能マルチモーダルAI」です。

従来のLLMが主にテキスト処理に特化していたのに対し、ERNIE 5.0は人間が五感を使って世界を認識するように、様々な種類の情報(モダリティ)を統合的に扱い、より深い文脈理解と高度なタスク実行を可能にしています。

 

開発企業は?Baidu(百度)について

ERNIEシリーズを開発しているのは、中国のテクノロジー企業Baidu(百度、バイドゥ)です。

  • 事業内容:中国最大の検索エンジン「百度検索」を運営するほか、AI、自動運転、クラウドコンピューティングなど、多岐にわたる分野で事業を展開しています。
  • AIへの注力Baiduは「AIカンパニー」を標榜しており、長年にわたりAI研究開発に莫大な投資を行ってきました。その成果が、ERNIEシリーズに結実しています。

 

ERNIE 5.0の概要と3つの驚くべき特徴

ERNIE 5.0が他のLLMと一線を画す理由は、主に下記の3つの特徴にあります。

特徴1:ハイブリッドアーキテクチャ「Transformer + MoE」

ERNIE 5.0の心臓部であるアーキテクチャは、TransformerMoE(Mixture of Experts)を組み合わせたハイブリッド構造になっています。

  • Transformer:現在のLLMの標準的な構造で、文章の文脈を捉える能力に長けています。
  • MoE:複数の「専門家(Expert)」と呼ばれる小さなAIモデルを並列に配置し、入力されたタスクの種類(例:翻訳、要約、プログラミング)に応じて、最適な専門家に処理を委託する技術です。

【何がすごいの?】

この構造により、モデル全体の知識量(パラメータ数)を数千億規模に拡大しながらも、推論(応答生成)時にはタスクに必要な専門家だけを稼働させます。
これにより、「巨大な知識量」と「高速・高効率な処理」という、相反する要素を両立させているのです。
まるで、社内に様々な分野の専門家チームがいて、質問内容に合わせて最適な担当者がすぐに対応してくれるようなイメージです。

 

特徴2:極めて高度なマルチモーダル能力

ERNIE 5.0の強みは、マルチモーダル能力にあります。

  • テキストと画像の連携:「この猫の画像について、面白い詩を作って」といった指示を正確に理解し、質の高い詩を生成できます。
  • 動画の内容理解:動画をアップロードし、「この動画で主人公が最初に食べたものは何?」といった質問にテキストで回答できます。
  • 音声の理解と生成:音声をリアルタイムでテキストに変換したり、テキストから非常に自然な音声(音声合成)を生成したりする能力も非常に高いです。

これにより、単なるチャットボットではなく、様々な形式の情報を横断して思考し、創造的なアウトプットを生み出す「インテリジェンス・アシスタント」としての役割を果たします。

 

特徴3:強化された知識と専門的な推論能力

Baiduが長年蓄積してきた膨大なナレッジグラフ(構造化された知識のネットワーク)と連携することで、事実に基づいた正確な回答を生成する能力に定評があります。

ERNIE 5.0では、MoEアーキテクチャにより、法律、医療、金融といった専門分野に特化した「専門家」がタスクを処理するため、より専門的で信頼性の高い回答が可能になりました。複雑な数学の問題や論理パズル、コーディングの支援など、高度な推論能力も飛躍的に向上しています。

 

ERNIE 5.0の使い方

ERNIE 5.0の技術は、BaiduAIアシスタント「文心一言(ERNIE Bot」で利用できます。

1. 個人ユーザーとして使う(Webサービス)

最も手軽な方法は、公式Webサイト「文心一言(ERNIE Bot)」を利用することです。

  • テキスト入力:チャット欄に質問や指示を入力するだけで、文章の作成、要約、翻訳、アイデア出しなどができます。
  • 画像・動画のアップロード:画像や動画をアップロードして、それに関する質問や編集を依頼できます(一部機能は有料プランで提供)。
  • 音声入力:マイクアイコンをクリックして音声で質問することも可能です。

 

2. 開発者・企業として使う(API)

自社のアプリケーションやサービスにERNIE 5.0の機能を組み込みたい場合は、Baidu AI Cloudが提供するAPIを利用します。

手順:

  1. Baidu AI Cloudのアカウントを登録し、認証情報を取得します。
  2. ERNIE 5.0APIキーを発行します。
  3. プログラミング言語(Python, Javaなど)からAPIを呼び出し、テキスト生成、画像生成、要約などの機能を利用します。

活用例:カスタマーサポートbotの高度化、社内文書の自動要約システム、マーケティングコンテンツの自動生成ツールなど、用途は無限に広がります。

 

ERNIE 5.0の料金プラン

ERNIE 5.0の利用料金は、主にAPI経由での利用に適用されます。
個人向けWebサービス「文心一言」は、基本的な機能が無料で利用できるフリープランが用意されています。

API利用料金(開発者・企業向け)

APIの料金体系は、主に従量課金制(Pay-as-you-go)です。

課金基準:トークン単位で課金されます。トークンとは、モデルが処理するテキストや画像の量を表す指標です(日本語の場合、1文字がおおよそ1〜2トークンに相当)。

料金モデル

  • 入力トークン:モデルに入力したテキストや画像の量に応じて課金。
  • 出力トークン:モデルが生成したテキストの量に応じて課金。
  • プラン:通常、標準的な従量課金プランのほか、大量に利用する企業向けにカスタマイズされたプランも提供されています。
【注意点】
料金はモデルのバージョンや利用する機能(画像生成、動画解析など)によって異なるため、正確な情報はBaidu AI Cloudの公式サイトで確認することをお勧めします。

 

ERNIE 5.0を使ってみた!

ブログ記事を書かせてみた!

日本語に対応しているのか、確認してみます。

【ERNIE(アーニー)5.0】Baidu(百度)が開発したLLMの全貌!

 

回答結果は日本語で回答され、文章に大きな問題は感じません。
本記事では、ERNIE5.0Previewを使って作成し、ほとんど手直しなく公開しています。

【ERNIE(アーニー)5.0】Baidu(百度)が開発したLLMの全貌!

 

画像生成を使ってみた!

ブログ記事用のアイキャッチ画像を生成してみます。

【ERNIE(アーニー)5.0】Baidu(百度)が開発したLLMの全貌!

 

生成画像は1枚ですが、10数秒で生成されます。
画像右下に、ウォータマークが付きます。

【ERNIE(アーニー)5.0】Baidu(百度)が開発したLLMの全貌!

 

動画生成はできる?

ブログ記事内容を要約したPR動画生成を指示してみました。

【ERNIE(アーニー)5.0】Baidu(百度)が開発したLLMの全貌!

 

残念ながら、動画生成はできませんが、動画の台本を作成してくれました。

【ERNIE(アーニー)5.0】Baidu(百度)が開発したLLMの全貌!

 

まとめ

ERNIE 5.0は、テキスト、画像、音声を自在に扱い、専門的な知識と高度な推論能力を兼ね備えた、次世代の「マルチモーダル・インテリジェンス」です。

開発元であるBaiduは、この技術を自社サービスだけでなく、APIを通じて世界中の開発者に提供することで、AIの可能性をさらに広げようとしています。

まずは「文心一言」の無料プランでその性能を体感してみてはいかがでしょうか。
あなたの仕事や創造活動が、きっと新しい次元へと進むはずです。

 

 閲覧ありがとうございました。

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