【話題の銀河特急 ミルキー☆サブウェイ】
中年独身男がハマってしまうワケ
中年独身男が夢中になるショートアニメの正体『銀河特急 ミルキー☆サブウェイ』
「ミルサブが観たい!」
私が通う就労継続支援事業所で若者が言った一言だった。
正直、最初は「なんだこれ?」と思いながら、YouTubeで流れる映像をなんとなく観ていた。
「なんてゆるいアニメなんだ」
- ギャル語で喋るサイボーグ女子
- やけにダルそうな警察官
- 小田急ロマンスカー(名鉄パノラマカーか?)みたいなレトロフューチャーな列車
でも、何か妙にツボにハマる。
自宅に帰り、気づいたら全12話を一気見していた。
中年男の私が...。
- これは一体何なんだ?
- なぜ中年の私がハマってしまったのか?
その理由を、実体験を交えながら解き明かしていこう。
【ミルキー☆サブウェイって何?】
個人制作から始まった奇跡のアニメ
『銀河特急 ミルキー☆サブウェイ』は、2025年7月から9月にかけてTOKYO MX放送され、現在でも公式YouTubeチャンネルで配信されている3DCGショートアニメです。1話約3分半、全12話という手軽さながら、独特の世界観で国内外から支持を集めている。
公式YouTubeチャンネル『アニメ 銀河特急 ミルキー☆サブウェイ』
<基本情報>
- TV放送期間:2025年7月~9月(全12話)
- YouTube配信:YouTube公式チャンネルで11言語同時配信
- 形式:ショートアニメ(1話約3分半)
- 監督・脚本・キャラデザ・制作:亀山陽平(ほぼワンオペ!)
- 劇場版:2026年2月6日公開『銀河特急 ミルキー☆サブウェイ 各駅停車劇場行き』
- Blu-ray & DVD:2026年3月25日発売
- ストーリー:銀河の底辺たちが繰り広げる予測不能の大冒険。物語の舞台は、宇宙に広がる銀河。主人公たちは、銀河道路交通法違反で逮捕された落ちこぼれたち。
<登場人物>
- チハル(CV:寺澤百花):23歳の強化人間。お人よしでマイペース。マキナとは何度も一緒に逮捕されている腐れ縁
- マキナ(CV:永瀬アンナ):23歳のサイボーグ。ガサツで好戦的、ギャル語で喋るパワフル女子
- リョーコ(CV:小松未可子):銀京府警察署の巡査。刑期短縮プログラム担当。元ヤンで疲れ気味
- アカネ(CV:金元寿子):宇宙暴走族「ギャラクシースピリッツ」の総長。コワモテだが仲間思いで、実はアイドル好き
- カナタ(CV:小市眞琴):アカネの腰巾着。イキりまくるが力は弱い。機械いじりの才能がある
- カート(CV:内山昂輝):陸軍出身のサイボーグ。無口でゲーム好き。砂糖の密輸で捕まった
- マックス(CV:山谷祥生):宇宙軍出身のサイボーグ。情報処理に長けたガジェット担当。顔をアニマトロニクスにするために貯金中
銀河の底辺、全員集合!
主人公たちに課せられたのは、奉仕活動として古くなった惑星間走行列車・通称「ミルキー☆サブウェイ」の清掃をすること。
- 簡単な任務のはずが突如、列車が暴走を始め、宇宙規模の大事件に巻き込まれていく!
- 意図なし、主義なし、主張なし!
- ノリで乗り切る前代未聞のスペーストレインスペクタクル!
前作『ミルキー☆ハイウェイ』との関係
実は『ミルキー☆サブウェイ』には前作がある。
2022年、当時映像系専門学校生だった亀山陽平監督が卒業制作としてYouTubeで公開した短編3Dアニメ『ミルキー☆ハイウェイ』です。
この前作は、独特な世界観とゆるい会話劇が話題となり、総再生回数833万回を記録。国内外から大きな注目を集めました。チハルとマキナが初めて銀河道路交通法違反で逮捕されるエピソードが描かれており、『ミルキー☆サブウェイ』は続編です。
前作を見なくても『サブウェイ』は楽しめるが、見ておくとチハルとマキナの関係性がより深く理解できる。前作も公式YouTubeで無料公開されているので、ぜひ観てほしい。
【制作の特徴】ほぼワンオペの驚異的クリエイター
『ミルキー☆サブウェイ』の特徴は、亀山陽平監督がほぼ一人で作り上げているという点です。
- 監督
- 脚本
- キャラクターデザイン
- モデリング
- アニメーション
- 編集
通常なら数十人のスタッフが分担する作業を、ほとんど一人でこなしている。しかも、声優たちの演技を先に録音してから映像を作るプレスコ方式を採用。事前にコンテに監督自身が声を当てた映像を作り、それを元に声優が演技をするという独特のスタイルです。
さらに、YouTubeでの配信は11言語同時展開。日本語だけでなく、英語、中国語、韓国語など多言語で世界中に届けられています。個人制作でここまでやるのは驚異的です。
音楽も最高!主題歌・挿入歌
音楽面も充実している。
- 主題歌:キャンディーズ「銀河系まで飛んで行け!」
- 挿入歌①:水無瀬ミナミ(CV.田村ゆかり)「ときめき★メテオストライク」
- 挿入歌②:MindaRyn「Altair and Vega」
昭和世代の私には、キャンディーズが懐かしい!
田村ゆかりが歌う挿入歌は、作中のアイドルキャラの曲として登場し、懐かしいアニソンの雰囲気を醸し出していて、中年の心に響く楽曲!
どこで見られる?YouTube公式チャンネルで全話無料公開中!
- 全12話、合計約42分(映画1本分)
- 日本語含む11言語で視聴可能
- いつでもどこでも、スマホでもPCでも見られる(公式YouTubeサイト)
- 劇場版は、2026年2月6日から全国の映画館で上映中。
TV版全12話に新シーンを加えた総集編で、大画面で楽しめる。
公式webサイト - Blu-ray & DVDも2026年3月25日発売!
爆発的人気をデータが証明!
2025年夏アニメ全81作品の中で、『銀河特急 ミルキー☆サブウェイ』はトレンドスコア成長率2000%、ファンスコア成長率3135%という、両スコアで1位を獲得。
第1週から第7週までは静かに推移していましたが、第8週から急加速。最終週には検索量も投稿量も最高値を記録。
ミルキー☆サブウェイの成長
口コミで評価が広がった典型的なパターンです。前作『ミルキー☆ハイウェイ』も合わせて、YouTube総再生回数1.5億回を記録し、各界騒然の話題作になっています。
2026年2月6日から公開中の劇場版『銀河特急 ミルキー☆サブウェイ 各駅停車劇場行き』は、公開から3日間で興行収入1億5100万円、動員10万9500人を記録。上映館数が100館未満という規模でこの数字は驚異的です。
中年独身男がミルキー☆サブウェイにハマってしまうワケ
【中年がハマる理由①】懐かしさと新しさの奇跡的な融合
レトロフューチャーの世界観が刺さる!
最初に列車を見た瞬間に心が動いた。名鉄パノラマカーを思わせるフロントガラス。
昭和のドライブインを思わせる自動調理販売機が並ぶ車両。
銀河の底辺、全員集合!
これも懐かしい。でも、舞台は銀河を走る惑星間列車という未来。このギャップもたまらない。
40代後半の世代は、子どもの頃に『銀河鉄道999』や『宇宙戦艦ヤマト』を見て育った。レトロな未来像に対するノスタルジーがDNAレベルで刻まれている。『ミルキー☆サブウェイ』は、その懐かしさを現代の3DCGアニメーションで再構築されていて、刺さらないはずがない。
昭和の「ゆるさ」が令和に蘇る!
もうひとつ大事なのは、会話のテンポと空気感だ。
ダルそうな警察官リョーコが「もっかい最初から説明してくんない?」と言い、チハルたちが「えーーっ」とのけぞる。このやりとりの間合いが絶妙。
令和のアニメは情報量が多く、テンポも速い。それはそれでおもしろいが、正直疲れる。
でも『ミルキー☆サブウェイ』は違う。脱力系の会話劇で、無駄に見える会話が実は心地良い。
【中年がハマる理由②】「銀河の底辺」に共感する中年の心
主人公たちは「落ちこぼれ」たち!
物語の登場人物は、銀河道路交通法違反で逮捕された強化人間とサイボーグたち。暴走行為、砂糖の密輸(なぜ砂糖が違法なのかは謎だが)。銀河の底辺である。
暴走列車を食い止めろ!
主人公たちに意図なし、主義なし、主張なし。でも、いざという時には誰かのために動く。
その動機が「感謝されたい」という素朴なもの。
これ、中年の心にメチャ刺さる!
中年になって、仕事でも家庭でも「底辺」とまでは言わないが、決してトップではない。派手な成功もなければ、大きな野望もない。でも、誰かの役に立ちたいし、感謝されたら嬉しい。そんな等身大の感覚が作品にはある。
キャラクターの背景がしっかり描かれている!
さらに、キャラクターひとりひとりにしっかりとした背景がある。
- マックスとカートは、悪いことばかりする不良に見えて、実は誰かに役立ったことを感謝されたいと願っている
- コワモテのアカネは、実はアイドル好きで、仲間思い
- イキっているカナタは、親の過保護が嫌でグレたが、結局アカネに過保護に扱われている
細部が丁寧に描かれているから、キャラに感情移入できる。
【中年がハマる理由③】声優陣の名演が中年の耳を唸らせる
小松未可子の「疲れた警察官」に共感!
個人的に一番好きなのが、リョーコだ。元ヤンらしいが、犯罪者たちを相手にしすぎて疲れ果てたのか、口調がぞんざいになった警察官。この「疲れ感」がリアルすぎる。
中年の「疲れたけど頑張ってる感」に共感してしまいますね。
寺澤百花と永瀬アンナのバディ感!
チハルは、辟易しながらも友だちをサポートする気丈さが愛らしい。マキナは、ギャルっぽい強気の口調が最高。この2人のバディ感が作品の中核になっています。
ベテラン声優陣の布陣がスゴさ!
そして山谷祥生、内山昂輝、金元寿子、小市眞琴といったベテラン声優陣の演技が、それぞれのキャラに深みを与えています。
【46歳がハマる理由④】YouTubeで全話無料&一気見できる
「途中から一気見」できる配信スタイル!
『ミルキー☆サブウェイ』がここまで伸びた理由のひとつが、YouTubeでの全話公開とショートアニメという形態です。
クール中盤(第8~9週)で転換点を迎え、後半で大きく伸びています。視聴者が途中から一気見できる環境と、短尺ゆえの視聴ハードルの低さが、口コミ拡散と注目を加速させています。
中年には「ちょうどいい」尺!
中年になると2クール24話のアニメを追い続けるのは正直しんどい。でも、1話3分半×12話なら合計約42分、映画1本分。
これなら、仕事終わりにサクッと見られる。
一度見始めたら止まらない。
気づいたら最終話まで見ている。
これが「ちょうどいい」ですね。
【46歳がハマる理由⑤】3DCGアニメの「手作り感」が愛おしい
個人制作から始まった奇跡!
亀山陽平監督は、専門学校の卒業制作として2022年に『ミルキー☆ハイウェイ』をYouTubeで公開して話題になり、続編の『ミルキー☆サブウェイ』へと繋がりました。
監督、脚本、キャラクターデザイン、モデリング、アニメーション、編集のほとんどを亀山監督が担当する制作スタイルに、中年クリエイターの端くれとして敬意を抱かずにはいられません。
3DCGで「温かみ」のある映像!
『ミルキー☆サブウェイ』の3DCGは、ピクサーやディズニーのような超高精細なものではない。でも、だからこそ手作り感があり、温かみがある。
キャラの表情も動きも、どこか「人間臭い」。完璧じゃないからこそ、愛おしい。これは、中年が手作りのものに惹かれる感覚ではないでしょうか。
【私がハマった理由】過去・現在・未来
ミニ四駆やプラモデルを作るのが好きだった私は、理系に進み、機械エンジニアになりました。
現在は、AIを始めとしたテクノロジーを学びながら、どんな未来になるのか想像したりしてます。
中年男である私の「過去・現在・未来」が詰まった作品だと思ってしまいます。
【結論】ミルキー☆サブウェイは中年のための「希望の物語」
『銀河特急 ミルキー☆サブウェイ』は、普通の脱力系アニメではありません。
- 懐かしさと新しさ
- 落ちこぼれたちの物語
- 手作りの温かみ
- ちょうどいい尺
これら全てが、中年に「刺さる」要素です。
意図なし、主義なし、主張なし。でも、ノリで乗り切る。
そんな主人公たちの姿に、希望を見る。
「まだまだ、やれるかもしれない」
そんな気持ちにさせてくれる作品。
それが『ミルキー☆サブウェイ』の魅力なんです。
【まとめ】まだ見てないなら、今すぐYouTubeへ!
『銀河特急 ミルキー☆サブウェイ』を見ていないなら、今すぐYouTubeで観てほしい。
全話無料で公開されています。
公式YouTubeチャンネル『アニメ 銀河特急 ミルキー☆サブウェイ』
銀河の底辺たちと一緒に、笑って、泣いて、最後には「ああ、良いものを見た」と思えるはず。
これは、中年の方にも見てほしい作品です。
さあ、銀河の底辺へ、出発進行!
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閲覧ありがとうございました。
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